トヨタが進めるスーパーチャージャーの建設
電気自動車の販売は世界中で順調に進んでいて、2022年時点で2600万台もの電気自動車があります。
高級ブランドのレクサスISは2035年までにすべての新モデルをバッテリー駆動にすることを目指していて、トヨタは日比谷のビルに電気自動車のためのスーパーチャージャーという充電インフラを作っています。
この充電所は30分ほどで充電できるようになっていて、家で充電すると15時間以上かかることを考慮するととんでもない早さです。
レクサスオーナーはお金持ちなので、それに向けた無料のドリンクやデザートを提供していて、マッサージもついているので充電時間を潰せます。
このビルは映画・レストラン・ショッピングなどもあるので、食べたり楽しんだりして疲れてもリラックスできるように高音質の音楽も流しているという気の配りよう。
しかも、充電は予約もできるから並ばなくていいとのこと。
なぜ日本の電気自動車普及は遅れているのか
トヨタのように電気自動車に力を入れている企業もあるのに、日本の売り上げは2022年時点で6万台と中国の400万台に大きく劣っています。
理由の1つ目として、日本の自動車メーカーは儲からないという理由でEVを販売しなかったというのが挙げられます。
2つ目は日本の富裕層は高齢者なので、電気自動車のような最先端の自動車を買う傾向がないことです。
3つ目は中国やヨーロッパに比べて日本はまだインフラが整備されていないことです。
都市部は家庭の充電システムに問題があって、郊外は郊外で充電施設の不足を心配している。
充電施設がないから電気自動車が売れないし、電気自動車が売れないから充電施設が必要ないと思われているっていう悪循環に陥っている。
本当に電気自動車は必要なのか?
ニュースの内容だけじゃ字足らずだったので、自分の意見を言うと、そもそも電気自動車自体必要なのか?っていう疑問が残るんですけど。
トヨタのことだけ取り上げられていたから他の会社はどうかわからないけど、充電インフラを整えるにはトヨタだけじゃきつくて他のメーカーとも協力しないと普及させにくいんじゃなかろうかと思う。
仮に協力していて普及しても、電気自体何かから作り出さないといけないから、中国みたいに大規模な水力発電があるわけじゃなくて、結局化石燃料に頼っているから環境問題的にどうなの?って思う。
グリーンなエネルギー源ができても発電施設とか電気自動車にレアメタルがいるから、それまた中国に依存することになるし。
トヨタは電気自動車以外にも、ハイブリッド・水素自動車にも投資しているみたいだけど、雇用とかサプライチェーン的な話をすると電気自動車への移行は痛みを伴うらしい。
構造的な話を無視して個人的な意見をすると、日本独自の方法でゼロエミッションを目指して欲しいなあとは思う。