30代でのセミリタイアを少しの節約と投資で目指す

20代前半から貯金を意識し、年間200万円ずつ、30代で3000万円貯金を目標にしてます。

インドはグローバルサウスの代表になれるのか

インドはなぜ米の輸出を禁止したのか

インドが昨年7月に米の輸出を禁止して、一部の市場をパニックに陥らせました。
米の輸出を禁止した理由の一つとして挙げられるのは米価格の高騰で、異常気象による米不足の懸念もありました。
ニューデリー郊外の村の農家が言うには、収入が例年の半分になる予測だったらしい。
乾燥した天気に続いて豪雨が降って、作物がダメになったとのこと。
モディ政権は価格の上昇を抑制して国民の不満を和らげたいと考えていた。

この制限はアジアやアフリカに影響を与えていて、それもそのはずインドは米の世界貿易の4割を担っています。
アジアの米価格は15年ぶりの高値になって、アジアやアフリカ諸国は食料安全保障と人道的観点に基づいて輸出禁止の解除を求めてました。

 

グローバルサウス代表としての責任

昨年にG20サミットの議長国も務めて、インドは自国をグローバルサウスの主導者と主張していて、その目的はグローバルサウスの声を拡大することにあるという。
昨年の米の輸出禁止によってその主張を試されていたとも考えることができて、行動と主張が矛盾しているのではないかと思われる。
インドの指導者たちは国の政策の影響について十分に考えていないと主張する専門家もいます。
もはやただの発展途上国ではなくいまやかなり大きな経済大国で、世界の成長はインドによってもたらされるものである。
重要な決定をするときは他の国々に与える影響を認識しないといけないけど、思慮が足りてなかったと言う。

 

インド経済の問題点

国内の富の格差に向き合う必要があって、人々はいまだに十分な医療や教育を受ける余裕がない。
インド人の平均年齢は30歳未満で日本や中国よりはるかに若いけど、若者が仕事を確保できていないという問題もある。
年間のGDP成長率は過去10年間平均6%を超えているけど、成長が十分な雇用を生み出せていなくて、15歳から24歳までの人の4分の1近くが失業しているらしい。
若者の失業率の高さはインド経済の成長を阻害する可能性があるし政治的不安にもつながるから、雇用や教育の機会をもっと広く得られるようにするべきである。
長期的には若者が未来を構築して、成長を支えるのだから政府はもっと若者に投資するべきである。