30代でのセミリタイアを少しの節約と投資で目指す

20代前半から貯金を意識し、年間200万円ずつ、30代で3000万円貯金を目標にしてます。

ドイツが日本を抜いてGDP世界第3位になる

 

日本はなぜドイツにGDPを抜かれたのか

2023年の名目GDPは日本が4.2兆ドルでドイツが4.5兆ドルとなり、ドイツが世界第3位になって、日本が4位に転落しました。
1968年に西ドイツを抜いて世界第2位になった日本だが、2010年に中国に抜かれ去年ドイツに抜かれ、さらには2年後にインドに抜かれて世界第5位になる予測となっている。
日本の停滞の原因として挙げられているのが、日本円の下落でドル換算するとGDPが低い値になってしまう。
また、世界貿易の停滞も原因の一つで、輸出に頼っている日本にとって打撃になっている。

1990年代に日本円が強くなったことにより、国外に市場を求めて産業の空洞化が起きたことによって経済の低迷に陥っている。
近年人手不足になってようやく賃金を上昇させたが、30年も賃金が増えてなかったので消費も低迷していた。

 

ドイツの働き方と経済

一例として挙げられていたドイツ人の働き方は週に2回の出社が求められていて、出社した時もパーソナルスペースで仕事ができる上に静かなオフィスなので環境がとても良さそうだった。
また、フレックスタイム制が用いられていて、リモートと合わせることによって個人が仕事により責任が持ちやすくなるのだそう。
休暇を10日連続でとることもできて、休暇を取れることが分かっているからこそ目の前の仕事に集中して効率化を図るモチベーションとなっている。
ドイツは経済的にも国内生産が強くて、例えば自動車メーカーでは価格が高くなってしまっても喜んで払う人がいるためなんとか利益が出せている。
海外生産率はドイツよりも日本が15%ほど高くて、日本では自動車メーカーやエレクトロニクス製品は半分以上海外で作られているため、付加価値がほとんど付かず給料も上がらない。

 

経済が停滞するとまずい理由と対応策

経済成長が停滞していると通貨安になる恐れがあって、輸入品に対してさらに多くの円を払わないといけないことになりかねない。
また、国際的な権力が低下して、国際的な場において発言力が小さくなり影響力を獲得できなくなる。
対策としては賃金をあげることで、近年の賃金上昇を継続して上昇サイクルを作ることができるかどうか問題となっている。
地政学的緊張が高まる中で安定した経済成長をするためには、オーストラリアやカナダなどの資源大国からの原材料の確保や国内生産を高めることが重要になってくる。
また、ドイツではEUに市場を展開しているので日本もこれに倣って、市場を確保する必要がある。
アジアやアフリカなどのグローバルサウスとの関係を強固にして、不安定な世界経済を乗り切る必要がある。