30代でのセミリタイアを少しの節約と投資で目指す

20代前半から貯金を意識し、年間200万円ずつ、30代で3000万円貯金を目標にしてます。

【貯蓄ゼロ】時間という概念がないピダハン族

仕事をしていると、毎日朝早くに起きたり、納期に追われたりと時間の縛りによって辛い思いをすることが多いけど、なんとこの世界にはそんな時間という概念がほとんどないピダハン族という部族がいます。

 

時間というのは大まかに2種類あって、朝昼晩で1日とか、春夏秋冬で1年というように循環して繰り返される時間と、過去から未来へ向かって進む直線的な時間があります。
アマゾンのジャングル奥深くに住んでいると、自然が密集しているのと安定した気候という環境的要因で循環的にも直線的にも時間の概念が希薄になるそうです。
ピダハンを調査した人によると、好きな時に寝たり夜中に漁をしたりと、我々の言葉で言えば完全にフレックス制を採用しているらしい。
しかも、過去と未来の概念が希薄なので、故人をしのぶことをしなかったり、保存する技術があるのに保存食を作らなかったりするそうです。


それ以外にも、数字とか宗教とか挨拶の概念もないそうで、資本主義社会で生きる我々からしたら信じられないですよね。
ただ不便だな~って言いたいんじゃなくて、そっちのほうがいいこともあるっていう話です。
ピダハンを調査した人は宣教師で布教活動に来ていたらしいけど、結局布教しなくても幸せそうだということで諦めたそうです。
細かい数で言い争いになったりしないし、宗教の違いで争うこともないし、挨拶しなかったからって口論になることもないんですよ。
しかも好きな時間におしゃべりしたり、未来のことを考えずにいられたりするのって羨ましくないですか?

 

日本でも、「このままの人生が何十年も続くのか」とか「この先大丈夫だろうか」とか未来のことで思い悩む人すごく多いですからね。
でも未来のことを考えないっていうのは、こういう環境で暮らしているピダハンの専売特許みたいなものなので、資本主義社会で生きる人たちに真似しろっていうのは無理です。


ただ無駄に思い悩む必要はなくて、特にFIRE系の記事でよく見かける「逃げ切り計算機」なるものはやりすぎなんじゃないかと思う。
将来のインフレ率なんて誰にもわからないのに計算できるのか疑問だし、日本において様々なセーフティネットがあるのにまるで計算が狂ったら一巻の終わりみたいな表現は自分の首を絞めているだけに思える。