30代でのセミリタイアを少しの節約と投資で目指す

20代前半から貯金を意識し、年間200万円ずつ、30代で3000万円貯金を目標にしてます。

【1万総ニート化】豊富な資源で無職ばかりになった国の末路

 

リン鉱石「グアノ」で働く意欲がなくなったナウル共和国

資源弱小国に住んでいる日本人にとって信じられないような話だけど、南の島国にはお菓子でできた家もとい、天然資源でできた夢のような島があります。
それがナウル共和国で、サンゴ礁の上に鳥の糞などがたまったものが化石になることによってリン鉱石ができて、リン鉱石の中でも名前があって「グアノ」っていう質のいい鉱石ができてます。
このリン鉱石が何に使えるかっていうと、化学肥料になったり農薬・殺虫剤に使えたりするそうなので農業で大活躍!

調査でリン鉱石が大量にあるってことがわかってから採掘していたけど、1968年に独立してからは利益を独占できるようになってガンガンGNPが成長して2万ドルになり、アメリカや日本を超す始末に。
「働くのアホらしー!」ってなって、採掘も外国人に任せて島民は1割の公務員を除けばほぼニート状態で、遊び放題のパラダイスになります。

 

枯渇するリン鉱石

リン鉱石によって世界トップの富豪国家になって、国内へのお金のバラまきが尋常じゃなくなって、医療費・教育費・公共料金などいろんなものがタダに。
その上大量のベーシックインカムを配ったおかげで、島民は働く必要がないどころか島内を外車で走りまわし、あろうことか楽園からわざわざ出て行って海外旅行に出かける人も。
そんな生活が何年も続いたせいで、国民の9割が肥満というアメリカもビックリな数字で、無職が9割とセミリタイアラーもビックリな数字をたたき出します。
で、そんな夢のような生活がいつまでも続くわけもなく、リン鉱石が枯渇するという事態に陥って働かざるを得ない状況に。
でも、何年も働かずに遊んで過ごしていたせいで急に仕事のやる気がわかない!って人もいて、資源以外で楽に稼げる方法を模索して悪に身を染める人も。

 

結局分散投資が大事ってコト!

資源は有限なんだから枯渇するに決まってるでしょ!って思う人もいると思うけど、それはナウルとしてもわかってたことで、いろんなところに投資をしていたそうです。
同じ南国のハワイにビルを建てたり日本の株にも手を出したりしていたそうで、日本株はご存じの通りバブルがはじけてご臨終になって、ハワイのビルも運用できる人がいなくて不良債権と化しています。
分散投資してんじゃん!って一見思えるけど、日本株ビッグウェーブに乗ろうとするなんて投資じゃなくて投機だし、運用が必要なものを人材の育成もせずにやるなんて投機ですらないし。
別に外国に目を向けるのはいいんだけど、国内産業ほったらかしどころか労働意欲をそぐような政策をし続けてたらそりゃこうなるわなって素人でもわかりそうなもんですが。
なんで政府って奴隷化とか異常なバラまきとか極端なことしかできないんだろうね。